こんにちは。
山口鐵工です(^^)
ブログを読んでいただきましてありがとうございます。
今回は、つむ蔵という荷台部分にコンテナを積むトラックの修理をさせていただきましたので紹介します。
修理箇所
今回のトラブル個所は写真の赤丸部分になります。
真横から見るとこのようになっています。
アーム部分に過度のストレスがかかり下に曲がってしまっていますので、こちらを修正していきます。
修正作業
まずは、左右のアームを繋ぐフレームを切断して左右のアームを切り離します。
もちろん、このフレーム自体も曲がってしまっていますので、後々修正していきます。
次に曲がったアームを上に吊り上げます。
ポイントは少し車体が持ち上がる程度上げること!
これによってアームが戻る方向に力が掛かります。
そして、次はガスで焙っていきます。
アーム部分の材料は、意外と早く火が通って赤くなってきましたので、そこまで厚みのない角パイプを使用しているようです。(だから案外、曲がりやすいのかも知れませんね!)
ガスで熱をかけ続けると曲がったアームの鉄が柔らかくなってきて、先ほどの吊り上げが効き始めます。
写真のようにジワジワと真っすぐに伸びてきます。
あとは、指金を当てて真っすぐかどうかを確認し、足りなかったり行き過ぎた場合は再び焙ったりハンマーで叩いたりしながら真っすぐになるまで微調整を繰り返していきます。
補強作業
修正が終わったら続けて熱して伸ばした部分を補強していきます。
ガスで熱を掛けた部分は、どうしても強度が落ちてしまいますので補強は必須ですね!
今回は三方から鉄板で包んで溶接固定していきます。
また最初に切断した左右のアームを繋ぐフレームも溶接で繋ぎ合わせて、アームと同様に三方から鉄板で囲い溶接していきます。
修理完了!
補強が終わり、最後に塗装をして修理完了です。
これで、また元気にコンテナを積んで働いてくれますね!!
最後に
山口鐵工では「NOと言わないことを大切に。」をモットーにしています。
お客様の「あーしたい、こうしたいをカタチに」するお手伝いをさせて頂きますので
どんなことでも気軽にご相談くださいね!
それではまた!
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