こんにちは。
山口鐵工です!
鉄工所といえば、どんなイメージを思い浮かべますか?
例えば、、
溶接とか、大きな鉄を加工するとか、うるさいとか、危ないとかでしょうか?
ちなみに執筆担当の私は元々仕事で鉄の加工や溶接などをしていましたので、
鉄工所のイメージといえば鉄を自由自在に加工して何でも作ってしまう匠が
たくさんいるところという感じです♪
特に山口鐵工は、車やバイクのカスタム部品もワンオフでサクッと作ってしまうようなアグレッシブなスタイルの鉄工所です。
そんな個性的な鉄工所が普段はどのような仕事をしているのか私としても興味深々です。
普段は鉄工所と関りのないあなたや、これから仕事を頼みたいと思っているそこのあなたも【山口鐵工の仕事】が気になるのではないでしょうか??
そこで今回は奈良県のとある工場での安全柵・架台取付け作業に密着取材してきましたので紹介していきます♪
ちなみに今回の工事、設計と製作の記事がすでに出ていますので、そちらも是非ご覧になってください。
それでは、本編に進みましょう!
レッツGO!!!
朝一現場入りからフルスロットル作業突入!
まずは作業準備からスタートです。
溶接機や工具類をドンドン準備していきます。
朝一番ってテンションが上がりにくくて「ゆっくり準備でもしようかー」っといった具合になりそうじゃないですか?
ところが、言ってる後から、
「ぎゅい―――――ん」
「バチバチバチッ!」
と、もう始まっちゃってます!
とにかく行動が早いんです。
もちろん準備から安全確認までバッチリ完了してからのスタートです!
この腰の軽さがひとつの持ち味になっているのだと実感。
しかし、なによりも設計から設置までの一連を全て担っているので全てを把握できていて
リスクアセスメントが完璧であることが挙げられます。
安全面はもちろん、施工の注意点まで全てを網羅しているからこそ
「ここはこうしよう」
「この作業は危ないから、こういうやり方をしよう」
という部分を把握して、作業者全員が阿吽の呼吸で進めている印象です。
予定では丸一日かかるか少し早まるぐらいのつもりでしたがどうやら早まる可能性がありますね。
作業内容を解説!
今回の作業は架台を取り付けて安全柵とスライド扉を取り付けるという内容。
簡単そうに聞こえますが、
架台のサイズが大きいのでひと筋縄ではいきそうにありません。
それでは作業を順番に解説してきますね!
1)元の架台と新しい架台を接続するステーを取り付ける
元々の架台に新しい架台を乗せるためのステーを取り付けていきます。
上から見るとこんな感じ↓
2)不要な安全柵を取り外す
新しい架台が繋がる面の安全柵を取り外していきます。
3)新しい架台をクレーンで吊り上げる
次は架台をクレーンで吊り上げていきます。
今回は工場の床上操作式天井クレーンをお借りして作業させて頂きました。
写真のようにスリングとレバーブロックを用いてバランスをうまくとりながら吊り上げていきます。
こんな感じですね!
ちなみに、このスリングとレバーブロックの合わせ技で吊り荷のバランスがすごくやりやすくなりますよ!※定格荷重内で使用してね!
4)架台を先ほど取り付けたステーに乗せて位置調整
ここで、最初に取り付けたステーに架台を乗せて位置調整を行っていきます。
ここがなかなか難しいところで、クレーンと人力で良い場所へと誘導していきます。
ところが、なんとクレーンの可動範囲がいっぱいいっぱいで上手く寄せてくることが出来ずに四苦八苦!!!
苦肉の策でレバーブロックを使い、こちら側に引っ張ることでなんとか位置調整を行うことで良い位置に調整することができました。
次に水平状態を調整していきます。
ここで登場するのがレーザー水平器です。
これを使用して架台の水平を出していきます。
ここでも吊り上げでバランスをとるために使用したレバーブロックが活きてきます。
微妙な水平のズレが調整できるので本当に便利です。
5)架台の脚を取り付ける
位置調整した架台に脚を取り付けていきます。
この脚は、床の状態などにより長さが微妙に変わる可能性があるため、架台の水平出しが終わってから長さを合わせて切っていきます。
長さ調整が終わったら、次は足の垂直を確認しながら固定していきます。
垂直状態を確認し、まずは溶接で上部の仮固定。
その後アンカーボルトを打ち込みます。
そして最後に本溶接で足の取付けは完了です。
今回は、合計4本の脚を取り付けていく設計です。
6)安全柵、スライド扉を取り付ける
いよいよ後半戦です。
こちらの安全柵を取り付けていきます。
かなり完成が見えてきましたね!
朝8時からスタートして、この時点で13時ですのでかなり順調に来ていて15時ごろには完了しそうな感じですね!
最後にスライド扉を取り付けて、安全柵の完成です。
7)溶接個所や塗装が剥がれた部分をキレイに塗装して完成
ここまできたら、ほとんど完成です。
ペンキが塗られていない場所を塗装していきます。
最後に清掃・片付けをして安全柵、架台設置工事の完成です。
ビフォー(架台取付け前)
アフター(取付完了後)
いかがでしたでしょうか?
これまで、あまり鉄工所の現場作業を見たことがない方にも流れや作業内容が伝わったのでは無いでしょうか?
これからも色々な作業や製作の様子などをどんどんブログに書いていきますので楽しみにしていてくださいね!
最後に
山口鐵工では「NOと言わないことを大切に。」をモットーにしています。
お客様の「あーしたい、こうしたいをカタチに」するお手伝いをさせて頂きますので
どんなことでも気軽にご相談くださいね!
それではまた!
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